黒執事・第1期~第3期についてのレビュー

『黒執事』は、枢やなの漫画作品です。

2006年より月刊Gファンタジ―にて連載中で、2008年10月から深夜のテレビアニメ枠にて第1期が始まり、2009年にミュージカル、2010年7月~9月まで『黒執事Ⅱ』としてアニメ第2期が始まり、2014年7月~9月まで『黒執事Book of Circus』としてアニメ第3期が放送されました。

2014年には、実写版され、『-劇場版-黒執事』が水島ヒロ:主演にて公開されました。

また、テレビアニメからの派生作品としてOVA作品も数多く制作されています

新作『-劇場版-黒執事Book of the Atlantic』の2017年1月21日(土)全国ロードショーに向けて、『黒執事』第1期からのセレクション放送が決定され、ファンの方たちからの投票で、リクエストが多かったエピソードの中から全13話が放送されます。

       

『黒執事』がアニメ放送されてからの人気の高さは、登場人物の設定と、そのキャラクターを演じる声優さんの実力なのではと、以前の作品やドラマCDからも感じます。

アニメ『黒執事』のストーリーは、19世紀の英国が舞台となっていて、貴族の少年と仕える執事の2人が主役の話ですが、

その執事とは何者か? 執事と少年の関係性とは?と2人の闇の部分も徐々に顕われながら、周りの登場人物達との会話なども交えていく過程で、表には見せない心理描写もあり、画と声がうまく合わさり、ストーリーの展開をより興味深く楽しめる流れにさせているのではと思います。

      

アクションシーンでは、クールな執事セバスチャンと、貴族ファントムハイヴ家の12歳の当主シエルの裏の仕事や、2人の関係性もわかり、迫力のシーンのカッコよさに惹き込まれるのではないでしょうか。

それぞれのキャラクターごとに設定がしっかりしているので、派生作品も制作されています。

漫画作品とアニメ作品では、違いがあり、特に、執事のセバスチャンの悪態をつく場面などは、漫画マニアの中では ウケていましたが、アニメでは、ほとんど除去されたため、執事セバスチャンのキャラクター性がより〈クール〉かつ〈ミステリアス〉に演出されていますが、コメディ的要素も意外なところで残されていて楽しめます。

他にも、観る方の推している声優さんによって探してみると、第1期~第3期までのキャラクターの声の設定も違ったりするので、声にこだわってみたり、聞き比べてみるのも良いかもです。

キャラクターの台詞についても、個性的なセリフや言い回しが使われており、貴族の当主と仕える執事の関係性を表現するポイントになっているようです。

例としまして、〈セバスチャン・ミカエリス〉

『あくまで執事ですから。』

『幼い主人に過剰な愛情をかけ甘やかす。それは執事の仕事ではありません。』

『《死》とは絶望的で絶対的な《終わり》背あるからこそ・・・美しい。』

例としまして、〈シエル・ファントムハイヴ・12歳〉

『人間は平気で嘘をつく。もちろん、僕も。』

『僕は傲慢だ・・・だけど、無責任に誰かを救えると豪語できる程じゃない。』

『悲観して嘆いて立ち止まって、それでなんになる?立ち止まることなら死人でもできる。だけど、僕は生きていて僕の力で立ってる。』

『たとえ地獄のような場所で絶望の淵に立たされたとしても、そこからはい上がれる蜘蛛の糸があるのなら諦めずにそれを掴む。僕ら(人間)はその強さを持ってる。掴むか掴まないかは、本人次第だがな。』

などなどの台詞とともに、美しい映像と、ギャグ・コメディ・アクションの場面が展開する作品なのです。

貴族の当主である12歳の少年シエルは、財産とのしがらみや、家族を亡くした心の闇、信頼できる人間ではない執事との絆、裏の指令の元に行う仕事、たくさんの経験をしながら、ストーリーは・・・これからも続いていきます。

これから『黒執事』を観られる方に、ぜひおすすめしたいポイントです。

あまりネタバレはしていないと思います。

愉しんでいただければ幸いです。