日本の刑事ドラマの金字塔

特捜最前線という刑事ドラマは、1977年から87年までの10年間もの長きにわたり放映されました。

2017年3月BS放送で突然再放送され、名作なんちゃっておじさんがいたなどが放送され、ファンが色めき立ったものです。

DVDでもベストセレクションとして収録されていますので是非一度見てください。

さて、放送終了後、30年以上経過した刑事ドラマなんて見る価値があるのか、と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

ある意味当然だと思います。

しかし、今の日本のくだらないテレビドラマ見て、文句をネットに書き込んで憂さをはらすより、昔のドラマのDVDを買ったり、借りる方が時間を有意義に使っていると思います。

出ている役者たちの演技力の素晴らしさはいうまでもありません。

演技力など皆無の上げ底アイドルやモデル上がりの連中がローテーションで出てくる今の日本のテレビドラマと比べてあれこれ言うのがそもそも間違っています。

しかし、そんな些細な比較などどうでもいいのです。

人間というもののどうしようもなさ、業の深さといった負の部分に大胆に切り込んでいくストーリーの展開はほかに比較するものがないというべきでしょう。

特捜最前線と同時期に放映された西部警察があり得ないほどの派手なカーチェイスや銃撃戦を売りにしていたのとよく比較されます。

特捜最前線でもそれらが全くないとは言えませんが、あくまでも現実に即して展開されているのが魅力であります。

現実の人間のありのままを鋭く描き、見ているものに何かを考えさせるということでは、特捜最前線は日本の刑事ドラマの金字塔というにふさわしいでしょう。